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【新年のご挨拶】

決定20141104

新年明けましておめでとうございます。
2019年の年頭にあたり、謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 

大正8年(1919年)に「貧困により葬儀を営むことができない人々の救済」のために創設された東京福祉会は、 本年11月6日、創立100周年という記念すべき日を迎えることとなりました。
この年を迎えるまでには、震災や戦災等、幾多の困難がありましたが、それらを乗り越えることができたのも、 ひとえに地域社会や多方面に亘る関係各位のご協力の賜物と、心より感謝申し上げます。

 

昨年は、東京福祉会初の中期経営計画「経営戦略5か年計画」の最終年でありました。
これは葬儀の小規模化や簡素化が進む中、法人としての停滞感もさることながら、故人の尊厳を守る最期の儀式としての葬儀の価値、その本質的な意義が見失われつつあることへの危機感から策定されたものです。
この5年間、チーム制による組織力の向上、明確な料金プランの提示、そして血縁者のみで弔いを完結してしまうのではなく、知人・友人として縁のあった方々にも参列の輪に加わっていただく「近親葬」の提唱等、計画達成のために取り組んでまいりました。
本年からは、さらなる顧客満足度の向上と売上確保、社会福祉法人としての責務を強く自覚した事業展開のため、「3.3か年計画」を新たに策定、実施してまいります。
また100周年事業の一環として、練馬高松園、第2練馬高松園に続き、地域に根ざした高齢者福祉の拠点となることを目指し、3か所目となる特別養護老人ホームを建設することも決定しました。
これらの実現に向けて、顧客や地域の方々へのより積極的なアプローチ、研修を通じた職員一人一人の自律的成長の促進、経営体質の強化等、強い意識と決意をもって、業務に尽力していく所存です。

 

さて、2019年は十二支締めくくりである亥の年になります。
非常に力強く、真っすぐに前進する猪ですが、その速さと強さは、しっかりと踏みしめる大地があってのことです。
私共も亥年にあやかり、創立100周年という節目に向けて原点と現状を再確認し、足元をしっかりと固め、社会福祉の発展と向上の一翼を担う団体として邁進してまいります。
今後も何卒変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 

平成31年 元旦

社会福祉法人東京福祉会

理事長 原山陽一