新年明けましておめでとうございます。
2018年の年頭にあたり、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えになられたことと存じます。社会福祉法人東京福祉会も、1919年11月の創立以来99回目の春を迎え、大きな節目となる100周年が目前となってまいりました。これもひとえに皆様方のご支援とご指導の賜物と、心より厚く感謝申し上げます。
さて、昨年4月には、経営組織のガバナンス強化、事業運営の透明性の向上、財務規律の強化、地域における公益的な取組の実施を柱とする改正社会福祉法が本格施行されました。
これに対応して、東京福祉会においても運営体制の整備を行いました。今後も、社会福祉法人が果たすべき役割と責務を自覚し、法人運営に努めてまいります。
葬儀を取り巻く状況としては、人口減少・少子高齢化という社会構造の変化に伴い、簡素化・小規模化が進んでおります。
一方で、人と人との絆を再確認する機会として、葬儀の意義を見直そうという論調も見られます。また自分自身の人生後半期と向き合い、そのあり方を考え、葬儀についてもあらかじめ決めておこうとする方々も増えています。このような様々なニーズに対応し、どのような方にも安心をお届けできるようにしていくことが重要になっています。
東京福祉会では、ホームページや広報誌、あるいは施設見学会等でご葬儀についての情報提供をすすめると共に、もしもの時には故人の尊厳を尊重し、「その人らしい」ご葬儀となるよう職員一人一人が自覚を持ってご奉仕してまいりたいと考えております。
今年の干支は戊戌(つちのえ・いぬ)です。犬は感覚がとても鋭く、嗅覚は人間の数千から1億倍、聴覚は人間の4から10倍といわれております。
当会も戌年にちなみ、見えている事だけに注意を払うのではなく、皆様の声に耳を傾け、お心の内を読み解く感覚を養って、業務に当たってまいります。
今後も地域福祉・地域社会に貢献できるよう職員一同真摯に取り組んでまいりますので、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
平成30年 元旦
社会福祉法人東京福祉会
理事長 原山陽一