5月29日から6月2日の5日間、当会の特別養護老人ホーム「練馬高松園」において、今春、内閣府、厚生労働省、農林水産省に採用された3名の皆さんをお迎えし、人事院による国家公務員初任行政研修の一環としての介護現場研修が行われました。
この研修は、研修生の皆さんが介護施設の実情や利用者の意見に接し、行政官として果たすべき役割について理解を深めることを目的としたもので、当会では昨年度から受け入れさせていただいています。
研修では、特養のほか、デイサービスや地域包括支援センター等、実地でケアの体験や利用者とのふれあい、相談業務の見学などを行っていただきました。皆さん大変熱心に取り組まれていました。
終了後、参加された皆さんから、次のような感想を寄せていただきました。
「利用者や家族とのコミュニケーションの重要性や認知症の方への接し方を学んだ」「地域包括ケアの重要性とその負担の大きさも感じた」(内閣府 宮城 衛人さん)
「介護分野が様々な分野と複合・関連していることを実感した」「利用者と話すことで一人ひとりのありのままの姿を知ることができた」(厚生労働省 八木 良親さん)
「スタッフが忙しい中でも利用者に明るく接していることが印象に残った」「認知症の方への接し方の難しさや地域での見守りの重要性を学んだ」(農林水産省 田畑 瑠那さん)
また、皆さんから「介護現場での人材確保の困難な状況を実感した」「研修で得たことを忘れずこれからの仕事に取り組みたい」という声が寄せられています。
3名の皆さん、お疲れ様でした。これからのご活躍をお祈りしています。
当会の特別養護老人ホームでは、このほか、地域の介護人材の養成のための研修等にも積極的に取り組んでおり、これらを通じて地域に貢献してまいります。